【KEIRINグランプリ2022・出場選手】いよいよクライマックス 地元郡司浩平、佐藤水菜が初優勝目指し登場!
平塚競輪場で12月28~30日の3日間、「KEIRINグランプリ2022」が開催される。
KEIRINグランプリは初日のヤンググランプリ、2日目のガールズグランプリ、そして最終日の競輪グランプリの順で行われる。
最終日に出場するのは8月の「オールスター競輪(GI)」を制した脇本雄太(33歳・福井=94期)をはじめ、前年覇者の古性優作(31歳・大阪=100期)、10月の「寛仁親王牌・世界選手権記念(GI)」優勝でグランドスラマーとなった新田祐大(36歳・福島=90期)など。競走得点が最も高いのは地元・神奈川から出場する郡司浩平(32歳・神奈川=99期)だ。
また、初日のヤンググランプリに出場する選手のうち、競走得点が最も高いのは寺崎浩平(28歳・福井=117時期)、山口拳矢(26歳・岐阜=117期)の同率2名。ガールズグランプリでは佐藤水菜(24歳・神奈川=114期)が最高得点となっている。
まずは過去3年のGI決勝での成績を比較してみよう。さすがはS班、ビッグレースでも好成績を残している選手ばかりだ。
勝率で見ると今年GI2Vの“最強コンビ”古性優作と脇本雄太が優勢だ。脇本にいたっては連対率100%と、どんな展開でも車券では外せない成績となっている。
GI優勝はないものの、3連対率が高いのが守澤太志。3年連続のグランプリ出場となるが、今年は11月の四日市記念まで優勝がなかった。しかしGIでは安定して決勝に進出しており、日本選手権競輪、オールスター競輪、寛仁親王牌で確定板に載っている。
2013年から10回連続、13回目のKEIRINグランプリ出場となる平原康多。これは神山雄一郎の16回に次いで2位となる出場回数だ。トップに居続ける平原。その強さからくる信頼、人気は「2年連続ファン投票1位」の事実が物語っている。
短時間だけお話を伺うことができた。13回目のグランプリにかける「想い」をお届けする。
「KEIRINグランプリ2022」が30日、平塚競輪場で行われる。新田祐大(36)=福島県会津若松市出身=と佐藤慎太郎(46)=福島県塙町出身=が出場する。新田は3人目のグランドスラム・グランプリ完全制覇、佐藤は46歳1カ月23日の最年長制覇を狙う。健闘を誓い合う2人に意気込みを聞いた。
◆新田、地元ファンに「優勝持ち帰る」
―今年を振り返って。
「けがで厳しい時期もあり後半戦までグランプリを諦めていた部分もあったが、北日本の先輩と後輩の支えもあって出場できてうれしい」
―5月の平は日本選手権前日の負傷が響いた。
「けが(右肩鎖関節脱臼)があまりにもひどかった。寛仁親王牌の決勝の日も肩のプレートを入れている部分がきしんだり痛みがあった。その中で自分ができることをやろうと心掛けた」。
―寛仁親王牌でグランドスラムを達成した。
「優勝で気持ちが向上できた。自分にとって大きな転換期になった」